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2006年3月29日 (水)

TO君の自閉症状(4)

「三つ組」障害の3つめは、「想像力(イマジネーション)」の障害。
私達はあまり意識したことはないが、常に想像力を働かせて生活しているらしい。想像力(イマジネーション)と言うと、何か芸術的な創作や、建築物、ビジネスの世界での企画・立案のような創造性を意味するようについ思ってしまうが、私達は常に今よりちょっと先のことを想像し、その未来がいろんな場合、パターンがあって、状況によりそれに合った対応をしながら生活をしている。だから、AパターンだったらB、CパターンだったらDというようにその時に最善の方法をとるよう自然に対応している。こう考えると人間てすごいなぁと感心する。

でも感心している場合ではない。私達が普通にやっている、できていることが、TO君にはできないのだ。それこそ、日常生活で困ることだらけなのだ。日常生活で、何かTO君が不機嫌になったり、不安になったりしている状態は、もしかしたら、この想像力の障害が原因なのかもしれない。それが普通の子供の愚図りと同じものなのか、障害特有の症状なのかは、日常生活を日々こなしていると、わけがわからない。私達夫婦もついTO君が愚図っていると、「なに!」と声を荒げてしまう(いかん、いかん)。とても、どれが、どの行為が自閉症状なのか、ここで書いていくことはできない。ただ、何かイベント的なこと、例えば、「おしまい」で書いたが、いつまでも楽しいことが続く、終わるという想像(予測)ができなかったり、先日の「保育所のお別れ会」のように今まで経験がないことは、これからどうなるか未来が想像できず対応できなかったりと、そんなTO君を見るとよくわかる。

今までの生活の中で何でだ?と思っていたことで、医師から「自閉症の想像力の障害からくる言動・行動でしょうね」と言われて納得したことがある。
一つは、「ドライブはお好き?」でも書いたが、TO君は機嫌が悪い時、車に乗ってすぐに動きださないと「何で動かないんだ」、信号が赤で止まると「あぁもう止まっちゃった」、止まっている時に隣に大きなトラック等がきたりすると「何でトラックがくるんだ」などとブツブツ文句を言ったり、「あぁ!、もう!」と声をあらげたり。走行中も何かと文句を言い出していた。
医師から「また動きだす」という未来への想像力が欠けるか、「もう二度と動かないのではないか」という不安があるのではないかと言われた。

それから、妻が保育所へ迎えに行くと、道の白線の上を歩くことにしている(こだわる)TO君は、帰り道の白線上に寄せて停めてある車があると、そこから先に進めなくなる。車をよけることにも、妻がダッコすることもダメで本当に異常なほど愚図っていたそうだ。
それも医師から「白線が車の向こうまで続いている」という想像ができないか、「車の向こうに白線がないのではないか、道がないのではないか」という不安があるのではないかと言われた。

最近はこの2つの症状とも落ちついたみたいだが、TO君から見えるこの世の中はどんな世界なのだろう。とても怖いもののような気がする。

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