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2006年3月24日 (金)

TO君の自閉症状(2)

自閉症の障害は、「社会性」・「コミュニケーション」・「想像力」の三領域に障害を持つというのが特徴で、これを「三つ組」の障害と呼ぶそうだ。

TO君の場合、「社会性」の障害としては、現在の発達段階において、人、特に同年代の子供=友達とのかかわりが下手だということがあると思う。

以前、保育所の友達と、「バカー!」とかなり激しい言い合いのケンカをしてしまい、その後、「ボク、ひとりぼっち」と言いだして保育所に行かなくなってしまったことがある。保育所の中でのことはあまりよくわからないが、友達と一緒に自由に遊ぶということができず、また、TO君の気に入った、こだわりの遊びには、周囲の友達がついていけず、一人で遊ぶことが多いということだった。
これについては、保育所の先生に相談して、ある遊びをみんなでする「全員遊び」の時間を増やしていただくなどして、何とか保育所に行けるようになった。

また、まだ自閉症と診断される前、ちょうど言葉が出だした頃に、それまでただ不機嫌で何と言っているかわからなかったTO君が、実は「赤ちゃんキライ、コワイ」と言っている。この言葉には私達夫婦は仰天した。特に風邪等で小児科に連れていった時、身体の調子も悪いからなのだろうが「赤ちゃんイヤー、何で赤ちゃんがいるんだ」等とブツブツ言ったり、赤ちゃんが近づいてくると攻撃的態度をみせる。おもちゃ売り場でお気に入りのものを買ってあげるからと選んでいる時に、他の子供がただのぞいているだけなのに、「コレ、ボクのだから」と今にも手を出しそうな勢い! 更に、KO君が隣で泣きだしただけなのに、「うるさい!」と言って怒ったり、たたいたりする。

自閉症は「感覚障害」も伴うらしく、TO君の場合、「聴覚過敏」があるのではないかと思うが、赤ちゃんの声、泣き声が異常に不快な不安な音に聞こえたり(役場の有線放送もダメ)、赤ちゃんの行動等が予測の付かないものだったりするから不快・不安なのかもしれない。また、保育所の先生によると、保育所内でTO君より小さい子には、先生からおもちゃを譲るように注意されたりすることが、このような言動・行動をとらせるのではないかと推察している。そして相手の感情に気付いてやったり、実感することができない、相手を想いやれない=自閉症独特の社会性の障害、人とのかかわり方の質的障害があるのだろう。

現在では、「赤ちゃんコワイ」の言動は少しおさまったような気がする。障害の症状も出ては消え、また新たな症状が出ては消えするのかもしれない。ただ、普通の健常な子が年齢とともに備える社会性を一つ一つ教えてやり、訓練して身につけさせ、好ましくない社会性をできるだけインプットされないように教えていかなければならない。たいへんなことだぁ~。

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