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2006年5月15日 (月)

弟の結婚式(5)

その後、TO君は限界に近づいていたのではなかろうか? 「ねむ~い。もうだめ」を連発していた。
それで、何度もトイレのついでに会場から出ては、式のあったテラス等に散歩に行き、ビルの窓から外を眺めさせたりして、気分転換させた。

気分転換させながら、その気にさせようと…、
「花束をおじちゃんと、お嫁さんに持っていけるかな?」
「大丈夫!」と力強い返事のTO君。
私のいとこも、ご褒美にTO君の最近お気に入りの「ケロロ軍曹」をお土産に買ってきていると言う。それを聞いたTO君は俄然張りきっていた。

いよいよ双子達の出番!
会場に戻りスタンバイ。披露宴はクライマックスをむかえていた。新婦がお母さんに宛てた手紙を読むところ。気持ちのこもったいい手紙だった…。私もつい涙が出てきた。
さぁ、次はTO君、KO君だ! ガンバレ!

会場の真ん中くらいまで、妻が小さくなって付き添い、そこから前の新郎・新婦の方に。会場や進行はかわいい二人に大声援。みんなにとっては当たり前のことだが、TO君にとってはその騒音は恐怖でいっぱいだっただろう。
TO君は弟・新郎へ、KO君は新婦へ持っていき、渡したとたん走るように妻のところに戻ってきた。
私のところから双子達の表情を見ることはできなかったが、妻曰く、「TO君はかなり我慢してたみたい。もどってくる顔の表情にはそれが出ていた」。という。
そう、最近のTO君は、何か不安やストレスがあると、顔をゆがめるような、そんな表情をすることが多いのだ。

我慢の限界か、TO君は妻に抱きかかえられ、私のところに戻ってきた。「本当によく頑張った。お父さんもお母さんのうれしい。」いっぱい、いっぱい褒めた。

何とか披露宴も無事終わった。TO君は、もうケロロ軍曹がもらいたくて仕方がない。「もうちょっと待て!」それで限界の糸が切れたのか、とうとう泣き始めてしまった。
「わかった、わかった」。いとこに言ってお土産を取りに行ってもらい、それを渡すとそれでご機嫌を取り戻した。

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