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2006年6月 8日 (木)

reject通知

私は仕事柄、関係する学会にいくつか所属している。
と言っても、毎年論文をいくつも書いているわけではなく、仕事に必要と考えて情報収集のため所属しているようなものだ。
基本的なスタンスとしては、私の仕事はその生物を栽培している生産者の役に立つことが第一と考えているので、学会での発表や論文投稿は二の次三の次と考えている。

それでも、ある学会の地方支部会では毎年発表&論文投稿はしている。まぁ、1年間仕事=試験・研究等をしてきて、1つくらいはその成果をきちんとまとめ、他人に聞いてもらい、見てもらい、評価・意見をもらうことは、次の試験・研究等につながり、私自身のレベルアップ、そして、ひいては生産者のためになるだろうという考え方だ。だから、私の学会での発表内容は、生産者に直接関係することで、研究のための研究だとか、学会のための研究だとかをする気はない。

話はちょっと変わるが、私の働いている地方公共団体では、毎年、年度初めに、今年1年間自分の仕事にどのような目標をもって、どのように進めていくかを、決められた様式に書いて、所属長と面談しなければならない。10月頃には中間評価があり、3月の年度末に最終的な評価もある。ただ、その評価が給料に跳ね返るわけではないのが、民間と比べて甘いところだろうが、民間、特に営業職等と比べて、公務員の場合、数字で表されるものがあまりないため、この制度自体、職員の仕事に対する問題意識や意欲向上を奮起させるためには、よいものではないだろうか。

この目標設定の中で、昨年は、一つある全国学会誌に研究成果の論文を投稿するという目標をあげた。もちろん内容は生産者に直結すること、地方支部会ではなく全国誌に投稿することで自らのレベルアップを図ること、そしてチャレンジしてみようということだ。
そうは言っても優先順位は低いため、他の仕事の合間や自宅に持って帰って仕上げ、年度末にやっと投稿にこぎ着けた。そして先日、その結果通知が返ってきた。
結果は、タイトルどおり「reject=却下」、つまりこの投稿はそのままでは掲載できませんってこと。
残念だったけど、始めての全国誌投稿で、簡単にOKが出るはずないと思っていたし、この reject を受け、何度も書き直し、また投稿することで、レベルアップにもつながる、要は投稿する行為= action を起こすことが大切なのだろうと思っている。って、実は私が尊敬する元国(今は独立行政法人)の研究機関のM氏の受け売りだが…。

この全国誌への投稿を勧めてくれたのは、公私ともによきアドバイスをくれるK氏だった。結果は reject だったが、論文編集委員や査読者(論文を読んで不備な点等審査する方)からの指摘やアドバイスは、本当に参考になった。そのコメントから丁寧に読んでいただいたことがよくわかる。
そして、「“短報”(私が提出した論文の種類、研究論文よりは短いし、程度?っていうと語弊はあるかもしれないが少し研究論文よりは落ちるのかなぁ、それでも投稿されているもののレベルは結構高い)には掲載できませんが、生産者のためには有益なデータと考えますので、指摘事項を検討の上、“資料”(短報よりもまた程度は落ちるのかなぁ)としての再提出をお勧めします」というコメントがされていた。
「生産者のためには有益なデータ」というコメントはうれしかった。この学会はそういうことはちゃんと認めてくれるのだ。
投稿前、この全国誌の他の掲載された論文をを読んでいて、レベルの高さを感じ、止めようかなぁと思っていた私を、励まし、そそのかし?(失礼!)てくれたK氏に本当に感謝します。
そして、何とかまた頑張って、再投稿のチャレンジをしようと思う。

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