« 単なる愚痴です…(3) | トップページ | 信頼を得るということ…(2) »

2006年9月14日 (木)

信頼を得るということ…

TO君は“お父さん子”ということは前に書いた。
以前からお父さんの言うことは、ある程度素直に聴くのだったが、妻の言うことは正直まったく聴かなかったと言っていい…らしい(私もそう思うことはあったのだが、私の言うことは聴くので、最初は半信半疑のところもあった…)。

おそらく、TO君は生まれてからしばらくの間、お父さんのことをお母さんと思っていた時期があると思う。事実、妻のことを「KO君のお母さん」、お父さんのことを「TO君のお母さん」と言っていた。“お父さん”という単語を知らなかったのかもしれないが、KO君の保護者はお母さんで、自分の(TO君の)保護者はお父さんと思っていたことは多分ホントのことだろう。

TO君はNICU(新生児集中治療室、一応、KO君もTO君も未熟児で数日だったがここにいた。TO君の方が小さかったから少し長かった)でお世話になったが、看護師さんが仕事しながらダッコするのに、縦抱きしていたのだろう。NICUから出てきたときから、私達が抱いてもかなりの音量の泣き声で泣き続けた。
身体の大きなお父さんは、いっちょ縦抱きしてみようかと挑戦!。しかし、身体の細い妻は、はじめての子供を縦抱きするのを怖がってできなかった。KO君は別にそんなことにこだわっていなかったので、お母さんの普通の抱き方(横抱き)で満足していた。
私もはじめての子供、かわいくて仕方ないから、仕事から帰るとすぐにダッコして、用事も済ませようとするので、縦抱きが板に付いてきた。TO君もそれが居心地が良かったのだろうか。今思えばこの時から“縦抱きへのこだわり”が、TO君にあったのではなかろうか? それが妻の分析だ。

生後8ヶ月を過ぎた時に、私も職場の上司といろいろあり、このままではこの職場で得るものがないと判断、妻と双子達を残し3ヶ月間の長期研修へ行った(苦渋の決断でした。しかし、今でもこの時しか研修に行くチャンスはなかったと思う。幸い妻の両親が手伝いに来て下さいました)。しかし、お父さんにこだわりのあったTO君をみる妻の苦労はたいへんだったようです。私も3ヶ月とは言え、まだ小さい双子達と別れて暮らすのに、時には写真を見ながら泣いていました。
1ヶ月後、調査のため公式に帰宅。その時のTO君のお父さんを見る表情といったら忘れられません。本当にうれしそうな表情でお父さんを見てうっとりしてました(気持ち悪いと言わないで…ホントのことです)。
2ヶ月後、職場に内緒でこっそり非公式に帰宅…。1月前とはまったく反応が違い、TO君は完全に怒っていて超不機嫌というか、お父さんのことを完全無視状態でした。
3ヶ月後、晴れて研修終了し帰宅…。妻と双子達、妻の両親にはたいへんな迷惑をかけましたが、研修に行ったお陰で自信がつき、職場の上司をアテにしなくて済むようになりました。快く研修に行かせてくれた妻には本当に感謝しています。しかし、TO君はそれからもしばらくお父さんを無視していました。
私もこの3ヶ月間いなかった分を取り戻そうと、一生懸命、信頼回復に努めました。

|

« 単なる愚痴です…(3) | トップページ | 信頼を得るということ…(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 単なる愚痴です…(3) | トップページ | 信頼を得るということ…(2) »