« KO君決めて~ | トップページ | 5歳の誕生日 »

2006年10月15日 (日)

教員に何を望むか

以前のblogに、保育園・幼稚園の幼児教育及び小学校・中学校の義務教育に携わる教育機関、そして保育士や教師の、発達障害への理解と指導力、障害を持つ子供をサポートできる教育体制への期待を書いた。

ちょっと前になるが、「東京・小金井の自閉症児負傷事故:担任「指導」で大けが 学校など賠償提訴へ(毎日新聞)」という記事があった。
こういった記事を見ると、発達障害を持つ親としてはへこんでしまう。
「うちのTO君もちゃんと理解してもらえるだろうか。ちゃんと支援してくれる教師が担任になってくれるだろうか?」。

この教諭本人の普段の人柄なども知らないので、一方的な評価はしたくないのだが、この障害を持った男児の担任になって3年目という。この期間、この男児の何を見てきたのだろう。この障害について何かを学ぼうとしたのだろうか?とどうしても疑問を抱いてしまう。
教諭本人だけの責任にしてもいけない。この教諭の理解のなさ、力量不足が明らかなら、なぜ学校側はこの教諭を男児の担任から外さなかったのか。 学校側はこのような障害を持った子供の対応を担任任せ=責任にしてきたのではないだろうか。 もっと学校全体で子供も担任もサポートできる体制にあれば、このような事故は起きなかったのではないのだろうか。

「教員志望学生、小学校で実習・養成 大阪府教委検討(asahi.com)」
団塊世代が一斉退職で教師不足が予想され、教育学部のある大学と共同で、教員志望の大学生を公立の小学校で長期間、現場実習をさせながら教員として養成する新制度の検討を始めた。自治体間で教師獲得のための競争が本格化するなか、早い時期での優秀な学生の確保を狙う…と記事にはあるが、「優秀な学生」という基準はいったい何なのだろう。学校の成績だけ良くても決して、教師という仕事は勤まらないと思う。是非、こういう実地演習の中で本当に教師という仕事に熱意のある学生が選考されるようになって欲しいと願う。

何を隠そう(別に隠してないが…)、発達障害に関して有名な某教授のいらっしゃる教育大学を受験して失敗した、元小学校教員志望の私としては、不甲斐ない教員の記事、報道を聞くたびに、憤りを感じる(教育学部に入学することすら失敗した者に、何も言う資格はないかもしれないが…。それと、その大学に「発達障害」で有名な先生がいらっしゃることも、最近知ったわけだけど…)。

「教育再生会議の委員決まる 教育改革を検討(asahi.com)」
政府は、安倍首相が国政の最重要課題と位置づける教育改革の具体策を検討する「教育再生会議」の設置を閣議決定。当面は、教育免許の更新制度や学校の外部評価制度の導入などを議論する…と記事にはある。
教育熱心で新しい課題にも問題意識を持ち、一生懸命やっている先生方にとってはたいへん面倒な「更新制度」なのかもしれない。しかし、今現在でも「発達障害」について正しい知識を持たず、教室で問題を起こす子のことを「親の育て方のせい」などと言うような教師には、この「更新制度」は必要なのかもしれない。…というか、こんな教師は即刻辞めてもらいたいものだ。

私は委員になった方々のことは正直あまり存じ上げないので何も言えないが、品川裕香氏は、『LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業―すべての子どもの個性が光る特別支援教育』等の著書もあるようなので、「発達障害」についてこの会議できちんと発言をしてくれるよう期待したいものだ(この本等もぜひ読んでみたいと思う)。

教員…特に小学校や中学校の義務教育課程の教員に何を望むべきなのだろうか?
学校は勉強するところ…だから勉強だけ生徒にきちんと教えられればいいのだろうか? でも、それだけなら学校じゃなく、塾に行った方がよっぽど受験勉強を教えることが上手な先生はいくらでもいて、そうなると学校自体いらないということになるのではないだろうか。
おそらく、勉強ができる子もできない子も、発達障害などの障害がある子もない子も、一人一人の子供が一人一人に合う何らかの支援を受けることで、その一人一人の子供が適切に生きていける術と意欲を、子供とそして親と一緒に模索してくれる気持ち=熱意なのではないだろうか。 決して、教員自らの生活を犠牲にしてまで…とは言わない。あくまで一緒に頑張ってくれるとか、前向きな姿勢で支援して下さるということなのだと思う。

|

« KO君決めて~ | トップページ | 5歳の誕生日 »

コメント

はじめまして!普段、学校の一室を借りて、障害児の学童保育をしています。私の場合は、肢体不自由児ですが、学童を利用する児童は小学部~高等部までです。なので、やはり教師の対応は目に付きますし、時々、「先生は何を考えているの?」と思うこともあります。
見ていて、教師一人ひとりの対応がこんなにも違うということがありますが、面と向かっていえるわけでもなく・・・。時々、親御さんから先生に言ってもらうのもいいかな・・・と思ったりしています。
もう少し、先生としてその児童を理解して欲しいと思っています。

投稿: ケロ | 2006年10月16日 (月) 00時08分

ケロさん、コメントありがとうございます。
今度は、福岡の中2男子が自殺、それもいじめの発端となったのは、教諭の言動とのこと…。一部のほんとに一部の先生のことであって欲しいと思います。こんな先生ばかりだと子供を安心して学校にやれません。
発達障害などが有る無しに関わらず、子供の成長は一人一人異なると思います。今できなくても、いつかできるようになる…学校の教師というのは、それを暖かく見守り、支援・導いてくれる存在でなければならないと思います。それを今回のように先頭切って、いじめの“からかい”などの言動を行うとは許せません。
ただ、ちょっと疑問は、なぜ親は子供がインターネットのサイトをくり返し見ることを、教師に相談する必要があったのか?

投稿: たけpon | 2006年10月16日 (月) 20時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« KO君決めて~ | トップページ | 5歳の誕生日 »