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2006年11月 2日 (木)

障害受容

今日、私の職場に同期の者が出張ついでに訪ねてきてくれた。うちの職場はかなり辺鄙な場所にあるのでなかなか会うことはない。
こいつは、過日blogにも書いたとおり、同期の中で一番仕事もできると思うし、私も一目おいている存在。

以前、私が出張でこいつのところを訪ねたときに、子供の話(TO君の障害)をしたことがあったのだが、今日も心配して「どんなねぇ」と聞いてきてくれた。
ただ、自らが以前見たという自閉症の家族のドキュメンタリー番組を引き合いに出し、「無機質な家族より、助け合う家族、特に健常な兄が障害を持つ弟の面倒をよくみているのを見て、素晴らしくて涙が出てきたよ。」というようなことを話してくれた。もちろん、私を励まそうと言ってくれたことではある。それはそれでとてもうれしいかったのは間違いないことだ。

しかし…、障害なんてやっぱりない方がいいに決まっている。同様の障害のあるお子さんを持つ親御さんのHPやblogに、「この子が生まれてきて良かった」「この子はこの子のままでいい」「この子が障害を持っていたことで、自分の人生が広がった」などの書き込みを見ることがあるが、もちろん、私達だって、TO君が生まれてきて良かったとは思うし、TO君はTO君だから、ありのままのTO君を受け入れているつもりだ(おそらく、こういう書き込みをする方は、“そう思わずにはやってられない”という意味なのかもしれないが…)。
TO君が障害を持って生まれたことについて、それはそれでその事実を受け入れ、その障害を理解し、障害を持つTO君を理解し、障害に応じた、そしてTO君に応じた対応や支援・サポートをしようとしているし、しているつもりだ。
そういう意味では、「障害受容」をしているかもしれない。

でも、私は「TO君が障害を持って生まれてきて良かった」とは決して思えない。やっぱり、普通だったら、健常だったら、メインストリームだったら、どんなに楽だったか、良かったか、苦しまずに済んだか、将来にいろんな夢を描けたか…と思う。
いや、私達のことはどうでもいい…。一番辛いのは当の本人TO君自身なのだ。本人は、障害を持って生まれたことで、いつか私達夫婦が死んでからも、ずっとこの障害と向き合って生きていかなければならないのだ。
それを思うと、やっぱり、障害なんてない方がいいに決まっている。
そして、そういう意味では、親は決して「障害受容」なんてできるものではないと思う。

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コメント

おひさしぶりです。
休日だったこともあり、久々に覗かせてもらいました。
障害を持つ子供がいる家族にとって、障害受容はとても努力がいると思います。
特に、お父さん達に否定をする人が、多いのも事実です。
知り合いのお母さん達で、悩んでいる人が結構いました。
どうしたら、お父さん達が子供の障害を受け入れ、子供の
サポートをしてくれるのだろうか?
私の場合は、思考が柔軟なほうでしたし、NAO君が小さい
ときから、「何かおかしい。」と思っていたこともあり、自然と
受け入れられました。
夫婦そろって、どうやってサポートしてあげようか、話合い
をしています。
自分の子供の障害が、受け入れられないお父さん達は、
一度、自治体の支援センター、支援教室なるところへ出向き、自分の子供をよく観察することから、はじめるといいかもしれませんね。

投稿: ツインパパ | 2006年11月 4日 (土) 16時24分

> ツインパパさん

コメントありがとうございます。
コメントが長くなりそうだったので、記事としてupしました。良かったらお読み下さい。

投稿: たけpon | 2006年11月 5日 (日) 08時44分

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