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2007年2月13日 (火)

何が健全なの?

今月5~6日は、共同研究をしているメンバーとの会議が行われ、今年度は当方が担当ということで、うちの県に担当者が集まりました。
全員で10名程とは言え、受け入れ側ともなると、会場の段取り、会議時の報告で使用するパソコン、液晶プロジェクタの準備、宿泊の予約や現地検討会の足の確保など、気を遣うことばかりです。もちろん自分の研究報告の準備もあり、前週の金曜日は結局徹夜して準備しました。3日(土)は週に一度の一家揃っての買い物デーですし、4日(日)はまた「異常事態」への対応がありましたから、どうしても2日までに片付けなければならなかったのです。
そのせいか? 7日から疲れが出たのか、寝込みはしませんでしたが、微熱と吐き気&お腹?(胃の当たり)がどうも気持ち悪い痛さがずっとありました。
ただ、19日にはまた産学公連携研究の成果について発表する機会があり、11日(土)は仕事にいかせてもらいました。快く仕事に行かせてくれた妻と双子達に感謝です。

前置きが長~くなりましたが、
6日現地検討会の後、以前よく行っていた喫茶店で食事をしました。もうお昼もとっくに過ぎていたので一人カウンターで食べたのですが、そこのママさん(と言っても年下)と久しぶりに話をしながらでした。

その喫茶店は夫婦二人で経営されていて、官庁・ビジネス街にあるお店は、昼前の出前はママさんが全てのオフィスに配膳するし、お昼の時間帯は今度は店の方の対応があります。もちろん旦那さんはずっと厨房で食事を作りっぱなしです。

話の中で、「柳沢厚生労働相の『女性は子どもを産む機械』発言」の話題になりました。

ママさんは、
「私の知り合いの女性で、不妊治療を何年も続けている人がいる。そんな人達にとっては、“何てこと言うんだ!”って怒り心頭になってもいいと思う。でも、私みたいな産めるのに産まない女性は、言われても仕方ないかなぁーって思う。」
「でもね。子ども欲しくても、この店を誰かに手伝ってもらえるわけでもないし、誰か雇えばお金もかかる。例え、子どもができても、仕事中どこかに預ければまたお金もかかる…。」

“言われても仕方ないかなぁー”と、このママさん、いや日本全国にどれくらいいるかわかりませんが、いろんな理由で子どもをもうけなかった人、授かれなかった人にどれだけ苦痛を与えたか、柳沢氏には考えてもらいたいです。
ママさんも、自分の生活レベルやスタイルを変えたくないっていうのも一つの理由で自分にも責任があるようなことをおっしゃっていましたが、子どもができても預かってもらいやすい環境や、社会環境であれば、子どもをもうける気持ちになったかもしれないと思うのです。

大体、少子化対策を考えるのに、『少子化対策』→『(適齢期の男女の結婚、以前の担当大臣が政府主催お見合いを提案)』→『女性が子どもをたくさん産めばいい』と、よくもまあ単純に考えられるものです。どれだけ、産みたくても産めない、欲しくてもできない人達がいるか、何を勉強されて政治家、大臣になっていらっしゃるのだろう。

と、この発言に怒りを感じていたら、その舌の根も乾かないうちに…、今度は『子ども二人以上は健全』ですか!
うちは双子で2人いますよ。でもね。とりあえず結婚して8年もかかったんです。何とか運良く出来たら、たまたま2人いっしょだったから2人いるだけです。公務員ですら(というと語弊はあるかもしれませんが)、私の職場の上司の発言(←これが一番辛いかも)、仕事量、経済的理由などから言って、次の子どもをもうけるなんてことは考えられません。もし双子でなくて一人っ子だったとしても、そう考えたでしょう。民間、自営業なら尚更厳しくなるのは当たり前だと思います。

子どもが1人、ゼロだったら不健全なのですか? 子どもをもうけたいと思う男女が、2人以上もうけることができない、むずかしい、この国こそが不健全ではないのですか?
そういう国にしておいて、こういう発言しかできない人達が、政治家、大臣をやっていることも不健全だと思います。

まぁ、首相自体、残業代ゼロ(ホワイトカラー・エグゼンプション導入)が少子化対策にとっても必要などと訳のわからないことを言う国なのだから仕方ないかもしれません(本人そういうことは言ってないとおっしゃっているらしいですが…)。

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コメント

「健全」かどうかは個々の家庭が考えることですよね。あんたが公の場で言うことじゃぁない。

しかし、日本のはいつの時代からか知らんが、夫婦プラス子供二人が標準家庭という考え方ありますねぇ
やっぱりそのパターンが一番多いからですかね?
私の頭の中にも、何のこだわりもなく子供は二人は欲しいね~ってのがありましたよ。

投稿: 猫ゆうた | 2007年2月13日 (火) 16時31分

> 猫ゆうたさん

夫婦+子ども二人は、とりあえず夫婦の分だけは残しなさいってことなんでしょうかね。もっと昔は二人なんて少なかったんでしょうけど。
一人っ子は寂しいけど、三人はとても経済的に苦しい…で二人でしょうか?
いずれにしても、子の数のことを「健全、不健全」で片付けられる問題ではないということです。各々の家庭での考え方などいろいろですからね。
「健全…」云々より、「育児休業制度の確立」など地道な政策を実現可能にしなきゃならんとか、そういうことを訴えてから物を言って欲しいです。

投稿: たけpon | 2007年2月13日 (火) 19時25分

うちもたまたま二人いるだけです。

フルタイム、正社員で働く友人たちは、ほとんど子供一人であきらめています。出産後職場復帰はしばらく残業しないのが建前なのに、激務で条件劣悪、ものすごい負担なんです。結局、私もそれで二人目出産後、仕事を辞めてしまいました。

国の責任でもあるし、本当に厳しい世の中です。

育児休業もままならないこのご時世・・・人も増やせない状態なのに・・・産前の産休すらままならなかったです。二人目は出産10日前まで働いていました。

働きたくても今は思うように働けないし。。。。悲しいです。それなのに、この発言は。皆いろんな意味で怒っても仕方ないですね。でも、この時代のおじいちゃんたちの観念なんてこんなものなんでしょう。

投稿: さりぃ | 2007年2月16日 (金) 00時38分

> さりぃさん

「若い人たちは、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」発言について、「そういう若者全体の意識は、少子化対策を進める上でありがたいという意味」と言っているみたいだけど、子どもをもうけたいと思う男女で、社会が育てやすい環境なら、2人でも3人でも欲しいと思うのは当たり前じゃないですかね。
それが出来ない社会環境だから、みんな産めないんだよね。
くだらないこと言ってないで、具体的な政策をちゃんとやってくれ!って。

ただのおじいちゃんなら、「また、おじいちゃんが、そんな時代錯誤なこと言ってぇ~」と笑って済ませらるかもしれませんが、官僚出身とは言え、政治家、それも厚生労働大臣さんですから、この国の資質がわかりますね。
何が「美しい国」だ! アジアに誇れる国なはずがない!
それに、いつから政治家は、志を持つ者がなるものから、同族会社を継ぐように二世議員ばかりになったのだろう? 今までもそうだったのかなぁ。志があって、まともな人なら二世でも何でもいいんだけど…。

投稿: たけpon | 2007年2月16日 (金) 19時22分

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