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2007年12月 1日 (土)

勉強になりました、そして反省

親・支援者で作る勉強会の定例会は、1ヶ月ごとに行われます。

今回の定例会のテーマは、『感情のコントロール』について。
ある学校の先生が、自分が受け持っている生徒2名についての事例を紹介し、その後参加者からアドバイスや意見交換するという形でした。
事例について、詳しいことはここで紹介するのは控えたいと思いますが、2名の生徒さんともアスペルガー症候群にADHD症状を併せ持っているということでした。
私は報告を聞きながら、アスペルガー症候群特有の『こだわり』や『コミュニケーション障害』から、さまざまな問題行動が現れているのだなぁと、考えておりました。

そしたら、別の養護学校の先生(今回の定例会の担当者)から、
「二人の問題行動は、多くはADHDからくるものですね。」
の発言…。
正直、私は「?」で、おもわず質問までしてしまいました。

先生いわく、
「もちろん、日々のこだわりのある行動や言動などは、アスペルガー症候群に由来するものだけれど、問題となる大きなパニックや衝動性はADHDに起因するものですね。」
とのこと。

そうなんですか~。いや、まったくまだまだ私は勉強不足です。
自閉症やアスペルガー症候群という診断名がついた場合、ADHDは診断名としてはつかないという話は知っていましたが、パニックや衝動性がADHDに起因するものとは理解していませんでした。事例をお聞きしながら、どうしても、TO君に当てはめて考えてしまいます。いや、またこれからのTO君の見方や接し方、理解の仕方が変わってきます。勉強になりました。

その後、意見交換の流れで、他の支援者の方から、事例の紹介とともに本の紹介もありました。←帰宅してすぐにネットで注文しましたので、読んだらまたご紹介したいと思います。
その本との関連もあるのですが、『褒められる』『活躍できる』『理解してもらえる』など自己肯定されることが、本人が安定し、落ち着き、パニックを抑制できるということで、何事も『否定』ではなく、もし言い換えることが可能であるならば、できるだけ肯定的に関わることがたいせつということでした。

そうでしたね。いろいろ本も読んでわかったつもりでいました。
自宅でもペアレントトレーニングを実践したりしていますが、本当は『○』をして『よくできたね』と肯定してあげなくてはいけないものを、いつの間にか、『×』の数に目がいき、『ダメだよ』『もっと頑張ろうね』と言ってしまっていると思いました。反省です。

診断を受けてから2年が過ぎようとしています。その間、手探りでしたがいろいろと関わり方を改善することで、TO君の理解度、成長は見違えるようです。でも、自閉症は『治る病気』ではありません。根本的に脳障害ということの事実を忘れてはいけない。TO君にはその障害に由来する認知のズレという課題があるのです。
メインストリームの子どもであれば、ある成長が達成できれば、また次の成長を期待します。もちろん、TO君に対しても期待はするのですが、根本的な障害の特性を見失ってまで、無理強いや自己否定を感じるようなことは言ったり、してはいけないのです。

勉強会…、こういった日々の自分達の行動・言動を悔い改め、初心を取り戻す、いい機会になります。

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