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2007年12月27日 (木)

何故言えないの?

県の児童関係の療育センターというところに行ってきました。
目的は、来春の就学を控え、私達親としては、TO君を特別支援級の情緒クラスへ入学を希望しています。
そのことを踏まえた上での問題が、双子の兄であるKO君、そしてもちろんTO君にその事実をどう伝えるか? どう説明するか?

1つでも学年が離れた『きょうだい』であれば、それほど問題はないのかもしれません。
ただ、うちは双子という関係上、一人(KO君)は通常学級へ、そしてもう一人(TO君)は特別支援級へ在籍することになるのです(あくまでまだ予定)。

KO君は、(親が言うことではありませんが)かしこい子です。なんとなくですが、うすうすTO君が何か自分と、また周囲の同年代の子どもと “違う” ということに気付き始めているようなのです。

TO君にしても、それほどバカではありません(←語弊がありますかね?)。自分がKO君と別のクラスになるだけならまだしも、おそらく “一人だけ” みんなと違う別のクラスになるのです。「なんで?」「どうして?」と疑問に感じると思うのです。

そのことを、これからどう伝えていくか? という相談に行ったわけです。
それと、TO君に診断を受けて2年…、2名の医師に診断をしてはいただきましたが、継続的な医師による受診をしてきていませんでした。できれば、これからも定期 or 不定期的にでも、TO君を診ていただきたいということで相談に行ってきたわけです。

とても優しい感じのする女医さんに診ていただくことができました。
もちろんKO君、TO君の様子も診ていただきましたが、私達夫婦のこれまでの話などを、長時間にわたって聴いていただきました。その間、おそらく学生のボランティア?さんに子供達は遊んでもらっていて、とても上機嫌でした。
かなり話が脱線することもあり、先生と夫婦でかなり盛り上がって話してしまいました。私達夫婦の方が、「まだ、いいのかな?」と時間を気にするくらい熱心に話を聴いてもらい、そして先生の方もいろんな話、そしてアドバイスをしていただき、本当に良い時間を過ごさせていただきました。
年が明けてからですが、既に2回の受診日を決めていただき、これから定期(不定期)的に受診をしていただけそうです。
告知に関しても、障害名や障害があることを伝えるのではなく、みんな “違い” があること、みんな得意なことと不得手なことがあること、KO君はこのクラス(通常学級)で上手くやれる、TO君はこのクラス(特別支援級)で上手くやれる…などと伝えてはどうか、また、自閉症の子供が書いた絵本を読み聞かせして、「この本を書いた子は、TO君と同じようなタイプの子どもで、こんな才能があるんだよ、人にはそれぞれ良いところがあるんだよ」みたいな伝え方をしてはどうか…などのアドバイスをいただきました。

話は変わりますが…、
私達が住んでいるところから、この療育センターまでは結構遠いです。片道車で2時間くらいでしょうか。
診察は午後からでしたから、朝はそれほど早く出発したわけではありませんが、こういう遠出をする時に心配なのが、TO君の『おしっこ』なのです。KO君はかなり固い方なので心配いらないのですが、TO君はまだまだ不規則、不安定なのです(感覚異常なのでしょうねぇ)。

毎回、「おしっこは、早めに言ってね。」とか、時間を見て「おしっこ、大丈夫?」と声掛けしたりしてるんですよ。でも、この日も、前席で私が妻と話しながら運転していて、子供達はポケモンか何かのCDを聴きながら元気に歌っていました。
すると、後ろの方から「あぁ~ん」とか「うぅ~ん」とか声が聞こえてきます。ちらっと後ろを振り向くと、TO君が『ち○ち○』押さえて身体を揺すり顔をゆがめてうなっています。
「おしっこね?」と言うと、「ふん」と言って頷きます。
「なんで、早くおしっこって言わんとけ!」と言いながらあわてて、どこか入っておしっこさせてもらえるような店を探して急停車、店員さんに「子供がおしっこなんです。トイレ貸してください。」と駆け込みおしっこです。
遠出のたびに同じパターンが何回もあります。以前山の中に住んでいたころは、買い物する街から1時間くらい帰宅するのにかかっていましたから、その時も何度もありましたね。そん時は、店なんてそうそうありませんから、道端に車停めてさせてました。
でも、街のそこらへんで『立っしょん』させるわけにいかないですからね。子供だからと許していると、特にこういうタイプの方は、していいものだとインプットしてしまいます。

うちのTO君は、車の中でほとんど寝ない人です。KO君は車酔いするタイプなのか、だいたい数十分車に揺られていると寝てしまいます。TO君はよほど眠たいか疲れていない限り、延々としゃべりつづけます。突然、何の脈絡もなく、「ねぇ、ねぇ、お父さん、おもしろいっちゃが…」とガンダムのあるシーンについて語り始め、不敵な笑みをうかべます。←こっちとしては、「はぁ? それで?」って感じのことばかりですが…。
なのに、ただ一言「おしっこ!」と言えないんですよ。何故なんですかねぇ? 不思議です。
駆け込みおしっこの後、必ず…「ふぅ、助かった~。」と安堵されます。
助かったのはこっちの方だ! 車の中で漏らされたらたまったもんじゃない!って。

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コメント

はじめまして。
我が家は、3姉妹で、下が年中の双子で、ひとりに自閉症の障害があります。状況が似ていて、1年先輩になるので、チョコチョコ訪問させていただいています。
まだ、1年先ですが、小学校入学のことは今からどうすれば、みんなにとっていいのかと考えあぐねています。
幼稚園に入園して周りについていけず、年中では、ひとりはそのまま幼稚園、ひとりは療育施設に行くようになりました。今でも、それぞれに「何で?」という思いがあるようですが、今は、「お話が上手にできないから、別の幼稚園に行っている」という説明をしていますが、納得しているのかしていないのかよく分かりません。
来年は、小学校生活を見据えて幼稚園に戻りたいと思っているのですが、それもついていけるかどうかも心配です。
KO君、TO君、それぞれが自分にあったところで、のびのび小学校生活を送れるよう、遠くから応援してます。

投稿: halu | 2007年12月29日 (土) 07時05分

> halu 様

はじめまして。コメントありがとうございます。
ご訪問いただいているとのこと、本当にありがとうございます。

とにかく、いろいろ悩みますねぇ。夫婦で話し合って決めてからでも、やはり気持ちが揺らいでしまいます。一番良い方法…なんてないんでしょうけど、とにかくその時考えて、よりベターな方向に進むしかないのかと思っています。

halu 様のところも双子ということで、上にお姉ちゃんがいての双子、さぞかしたいへんだったでしょう。双子はそれだけでもたいへんだと思うのに…、私は、双子ネタだけでもいつか blog 始めようと考えていたんですよ、実は…(職場に理解されないという愚痴ばかりだったかもしれませんが…)。でも、この障害のことがわかって、それまでもとてもたいへんで、しんどかったんですけど、何か書いていきたいって思ってですね。

双子だからたいへんなこと、いっぱいあります。でも、双子だったから良かったこともあると思うので、できるだけそんなふうに考えて頑張っていこうと思います。応援ありがとうございます。
あぁでも、頑張りすぎないようにですね。halu 様も…。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: たけpon | 2007年12月30日 (日) 01時56分

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