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2008年3月 7日 (金)

ケース会

2月下旬、特別支援教育コーディネーターのY先生のお計らいで、小学校でケース会を開催することができました。

出会していただいたのは…、
小学校側が、校長先生、教頭先生、特別支援学級情緒級の担任の先生。
支援関係者として、発達支援センターから3名、地元自治体の教育委員会のH氏、特別支援教育コーディネーターのY先生。
そして、私達両親でした。

私達の息子・TO君のために、こんなにも多くの方が集まってケース会を行っていただいたことに、とても感謝しています。Y先生のお力です。本当にありがとうございました。

内容は…、
妻がこの日のために改めて準備してきた、TO君のサポートブックと、これまで家庭等で支援してきた事例・ツールの紹介(写真・現物あり)。妻が一つ一つ説明を加えていきました。
↑この件については、いずれ妻の blog に詳細な(?)紹介があると思いますので省略します。

続いて、小学校側の特別支援学級情緒級での指導や交流学級とのかかわりなどの現状説明を、担任の先生からしていただきました。
担任の先生からは、妻の説明を受けて、冒頭、「とても勉強になりました。親御さんの“包み込む”想いを感じました。このような支援は学校でもできることですよねぇ。参考になりました。」との感想をいただきました。
↑正直、このような発言があるとは思いませんでしたので、ケース会の後、夫婦して「びっくりだったねぇ」と話したところでした。妻のしていること、してきたことを、素直に評価していただいたことをうれしく思いました。

この後、発達支援センターから、TO君のこれまでの心理検査の結果等を基に、小学校での支援の在り方、将来を見据えた支援について、アドバイスがありました。
「TO君の場合、持っている能力からすれば、1年生のうちは通常学級でもやっていけます。しかし、今まで関わってきたケースで言うと、能力が高いからと通常学級に在籍して、2年、3年と学年が上がるにつれて問題が出て難しくなっていって、3~4年でやはり情緒級に…という話しになることが多い。6年間の見通しを持った支援をする必要がある。最初は情緒級で、6年生頃までに通常学級になることを目標に、中学校では通常学級という目標を持って支援をする必要がある。」
↑おっしゃるとおりです。私達夫婦も、今の幼稚園のような環境なら通常でも…と思いたくなる。しかし、これから定型のお子さんは、親が何もしなくてもどんどん、どんどん勝手に成長していってしまう。実際、KO君を見ていてそう感じる。いつの間にか、親や大人のすること、周囲の同年代の子供のすることを見て、私達が直接教えなくてもどんどん吸収していっている。でも、TO君は違う。一つ一つ、1~10まで教えて1つわかるかどうか。TO君も一歩一歩は成長するのですが、定型は1つ教えて10わかるくらいに成長していく。これから差が開くばかりというのは想像できます。

情緒学級の担任の先生等学校側からは、TO君の情緒級が決まったとして、交流学級のクラス編成について質問がありました。一緒にしたいお友達のこともあるのでしょうが、KO君と一緒にした方がいいかどうかということでした。
私達は、「KO君の負担を考えると、一緒にするのは望まない」ことを伝えました。しかし、担任の先生からは、「小学校入学時は、相当の不安、ストレスをかかえることになる。それでも、KO君と一緒にすることを望まないのですか?」ということを尋ねられました。
その時は、きちんと説明しきれなかった気がしますが、つまりこういうことだと思うのです。

「小学校入学時に、子供が相当の不安、ストレスを感じる」というのなら、それはKO君も同じことです。TO君は情緒級が決まれば、それなりの“支援”を受ける環境が少なくとも整います。しかし、KO君は通常の学級で何の支援もなく、学校生活を送らなければならない。そこに、交流でTO君が来れば、TO君は不安でたまらないのですから、一番気心の知れているKO君のところに助けを求めにきます。ということは、KO君は自分とTO君の不安、ストレスを抱えてしまうことになるのです。最悪、「共倒れ」になることだってあると思います。それだけは避けなければならない。

TO君は、これまでKO君の姿を見てマネすることで、ここまで成長してきたのは間違いありません。私も以前は、小学校でもできるなら一緒のクラスになることを希望しようと思っていました。しかし、これ以上のKO君への負担増は、親としてさせるべきではない。私達夫婦は、TO君の親であると同時に、もちろん、KO君の親でもあるのです。

親からの最後の締めは、私の出番(?)でした(そんな格好の良いものではないですが…)。
前日、研究会の時の打ち合わせでY先生に、「最後は、私の泣きで締めればいいんですかね?」と冗談(?)で言っていたのですが…(いや、冗談ではないですね。どんなに頑張ってもきっと泣きます。)
…で、とにかく泣かずにしゃべろうと、前日、原稿まで作って、それを少しでも読めば感情の高まりを抑えられるかなと思っていたのですが、やっぱり、涙声でした。すんません。涙腺弱い父親です。
しゃべった内容は、長くなるので別記事にします。

最後に、校長先生からあいさつ。
「サポートブックに、TO君は“おもしろいことをして人を笑わせたり、明るい面がある”とあります。人としてとても大切なことで、良いことですね。」と、コメントしていただきました。
校長先生自ら、このケース会に出会していただいたことに、本当に感謝しています。お忙しいところ、本当にありがとうございました。

就学前の初めてのケース会でしたが、大成功(ってのも妙な言い方?)だったと思います。本当にY先生のお陰です。
それから、教育委員会のH氏、とても良い方です。教育委員会の方が、こういったケース会に出会していただくことは、もうそれだけでとてもありがたいことです。いや、“それだけ”では決してないのですよ。H氏のような方が教育委員会にいらっしゃることも、私達にとってとても心強いことなのです。本当にありがとうございました。

ケース会が終わって、少しホッとしましたが、これからも、TO君の支援体制(KO君もね)、頑張って整えていきますよ~っ!

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