« 情緒級決定! | トップページ | 職権乱用? »

2008年3月15日 (土)

挫折禁止

3月初旬、私が通勤している自治体の旧隣村(近隣の3村が合併)で、「発達障害の特性理解…」についての勉強会がありましたので、参加させていただきました。

主催は、福祉作業所・「○め○ま○」さん(…になるのかな?)。
私が参加している研究会に、立ち上げ時から参加されているメンバーの方や、うちの双子達と同い年のお子さんがいらっしゃるお母さん方がされている福祉作業所です。
そのお母さんのお子さんの幼稚園の担任は、うちの双子達が引っ越し前に通ったT幼稚園で、年中時に双子達を受け持っていただいた先生です。その先生も、先月あった研究会主催の講演会、それから先月の定例勉強会にも参加していただきましたし、今回の勉強会にも参加されていらっしゃいました。そうそう、T幼稚園で双子達を年長時に受け持っていただいた先生も講演会に参加していただいていました。
うぅ~ん。何か関係者・理解者の和が拡がっているって感じでいいですねぇ。

勉強会は当初、2月下旬開催ということで、研究会の2月定例会の時にお誘いをいただいたのですが、翌日から遠方へ出張も入っており、一度はお断りしたところだったのです。でも、今回の講師の先生のお話を一度きちんと聴いてみたいという想いもあって、当日、「やっぱり参加したい」のお電話をしたのでした。
そしたら、その日は、講師の先生の体調が悪く延期になったということで、次回開催の連絡を入れていただくようにお願いしました(正直、ホッとしました。朝早い飛行機だったので辛いかなぁとは思っていたのです)。
連絡は、出張から帰りの飛行機の中だったらしく、留守電に入っていました。翌日(だったけ?)、参加する旨をご連絡させていただきました。

講師の先生のことについてはあまり触れませんが、「発達障害児を持つ親の気持ちをよくわかる」先生です。演題の「発達障害の特性理解とその支援について考える」について、専門的知識と例を用いて、短い時間でしたが、丁寧にわかりやすく講義をしていただきました。そして、とても“おもみ”のあるお話だったと思います。親としては、心にグッとくるところがありました。

講義の中で、特に重要だなぁと感じたことは…、

○自閉症の“3つ組”以外の障害特性として、「忘れられない」障害=“フラッシュバック”がある。
 「負のフラッシュバック」より「正のフラッシュバック」を…
 「失敗体験」より「成功体験」を…増やすことがたいせつ。

○自閉症の複雑さの要因として、「二次的な障害の出現」=“重ね着症候群”がある(パニック、多動傾向、自傷行為、他害行為、強迫観念行動、各種の行動傷害(問題行動))。
 二次障害は、氷山の一角で、見えている問題行動等を力で押さえつけるのはダメ、原因にアプローチしなければならない。

○「接し方と支援」では、発達障害の方ひとりひとりは、「発達障害の領域」という空間の中に存在する点である。しかも、常に揺れ動く点である。
 障害特性理解を基本としながらも、ひとりひとりの特性の現れ方と、その変化にあわせた接し方が必要である。

○勉強会の後半は、「支援方法相談室」という形で行われましたが、「常に揺れ動く点」に関連して、パニックや問題行動を起こしている時に指導するのではなく、本人が落ち着いて能力が良い(高い)時にアプローチしなければならない(ただし、重度の方は即時対応でないとダメ)ということでした。

○支援者に対しては…、
 「支援者同士のネットワークが大事、一人で抱え込んではダメ」
 「この障害には→この対応」ではなく、「この方には→この対応」
 「(これで上手くいく)…はず」ではなく、「…かもしれない」
 「上手くいかないことを、引っ込める勇気を持つこともたいせつ、でもトライはしなければならない」

最後に、主催者側から次のように締められました。
「このような研修会や勉強会等は、何度でも参加して、“繰り返し”勉強することが大事です。」
本当にそう思います。
何回も、何度でも“聴いて”、“反省して”、“勉強して”、また、新たな気持ちを持って支援に当たる。
「1度聴けば、わかる」…そんなことは絶対にないと思います。「繰り返し」…必要なことだと思います。

そして、「支援することを決して挫折してはいけない」と…。

いい勉強会でした。こういった勉強会を企画される「○め○ま○」さんは素晴らしいですね。
次回の開催を楽しみにしています。また、誘ってください。m(_ _)m

|

« 情緒級決定! | トップページ | 職権乱用? »

コメント

先日は遠いところ,研修会のご参加,ありがとうございました。
福祉作業所・「○め○ま○」のスタッフKです・・・。
たけさんのブログ,スタッフで読ませてもらいました。とってもうれしかったです。
○自閉症の“3つ組”以外の障害特性
○ひとりひとりの特性の現れ方と、その変化にあわせた接し方が必要

などなるほどなあと感じながら聞いていました。
ひとりひとり違う・・・・・ほんとにそうだと実感しています。その人にあった支援が大事なんだと思います。その支援を見つけて実践していくのはやはり身近な人なんだと再確認しました。
講演会後,参加した方から,幼児期・学童期・青年期・・・とつないでいくことが大切ですねと言われました。そこでたけさんご夫婦が作られているサポートブックを思いだしました。実際サポートブックを作るのはとっても労力のいることだと思います。でも,その力ってとっても大きいと思います。

もうすぐお子さんたちの卒園・入学ですね。
親もドキドキ・・・・。親のほうがドキドキ?
初めての場所や場面が苦手なうちの子は卒園式を乗り切れるのかちょっと不安ですが,前もってしっかり話をして,準備をして臨ませたいと思います。後は彼の成長を楽しむくらいの気持ちでいられたらいいなと思います。
いい卒園の思い出ができますように。

投稿: K | 2008年3月19日 (水) 00時53分

> Kさん

コメントありがとうございます。

> スタッフで読ませてもらいました。
ってことは、Kさん達も私の blog ということをご存じということですね。ははぁ、いや全然構わないんですけど、何か照れちゃいますねぇ。

講演会…「繰り返し」の勉強は必要ですね。
私は、「常に揺れ動く点」というのに“なるほど!”と思いましたし、そのタイミングを見計らっての支援の難しさも感じました。
それから、「幼児期・学童期・青年期・・・とつないでいくことが大切」…本当に大切だと思いますね。ある専門家の方の講演会でも、「成人期にどういう大人でいてほしいか?」を見据えることが重要だと言ってました。

卒園式はもう終わられましたか? 幼稚園のH先生といいお別れができたでしょうか?
うちは今週の土曜日です。今回の卒園式は無事終わってくれないかなぁと甘い期待を抱いているのですが、問題は小学校の入学式です。うちも初めての場所、場面は苦手です。&マイクを通した声やザワザワした話し声、音…ものすごく不安になるようです。
卒園式はいい涙で終われることを願っています。でも入学式は…、泣いている暇はないかもしれません。

投稿: たけpon | 2008年3月20日 (木) 23時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 情緒級決定! | トップページ | 職権乱用? »