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2008年3月21日 (金)

ホントの復命書

今回の記事は、少し批判的なことになるかもしれません…。
ただ、人の評価はまちまちです。私は、「しっくりこなかった、よくなかった」と言うかもしれませんが、ある人にとっては「良かった」と思うのかもしれませんので、その点はご了解を…。

まず、前提に…、現在、特に小・中学校で教員をされている方、教育委員会の方の多くの方々が、「発達障害」や「特別支援教育」が何たるかを熟知されているのでしょうか? 発達障害を持っている児童・生徒に対し、適切な対応がとれる知識と実践、技術をお持ちなのでしょうか?

もし、先生方の多くがそういう知識と実践、技術をお持ちであることを前提に、今回のセミナーが開催されたのであれば、私の批判は間違っているのだと思います。
でも、私にはそうは思えません。
それに、今回のセミナーの主催者側の挨拶でも、「今年度から現場の先生方全員を対象に、“発達障害”や“特別支援教育”について研修を受けてもらうようにしている。しかし、教育委員会の先生方を対象にはしていなかったので、今回このようなセミナーを企画しました…」と言っていました。

私は、今回のセミナーの受講対象者としたら完全に部外者です。私は発達障害児を持つ「保護者」ですから…。
もちろん、今回のセミナーは、「保護者」を対象にしたものではありませんから、内容の視点が違っていても仕方のないことだと思って、自分の中でもできるだけ、「保護者」の立場・気持ちは押し殺し、教師ではないので無理かもしれませんが、“教師になったつもりで…”席に座っていたつもりです。

内容全てを批判するつもりはありません。
「特別支援教育」について、歴史的背景や政治・経済・国際情勢などを踏まえてのご見識は、「そういう見方もあるのかぁ」と感心させられました。「保護者」向けの講演会等ではあまり聴く機会はない内容でしたので、それはそれで良かったと思っています。
ただですねぇ。1時間40分足らずの時間で、その話を40分以上も必要だったんですかねぇ? まず、そこに疑問を感じました。

その後の本題(講演題目)に要する時間が少なくて、全てが“さわり”だけみたいな感じになってしまって、“もしも”、ここにいる先生方が初めてこういった内容を聴くのでしたら、「わけわかんない」んじゃないかと思ったのは私だけだったのでしょうか? それとも、みんな熟知されていて、十分「ご理解」されたのでしょうか?

レジュメはすごい量だったんです。とても1時間40分足らずでしゃべりきれるものではないくらい…。
レジュメの最後の方についていた、「学級担任へのサポートガイド」…この内容をもっと丁寧にお話すべきだったのではないでしょうか? この資料を提供してくれたこと自体は評価しますが、レジュメはこれだけでも十分だったような気がします…。

そして最後に極めつけ、発達障害を持つ小学生が通常学級で、集中できずに教室に寝そべったり、奇声をあげている、そして担任や他の教科の専門教師が対応に苦慮している内容のビデオを見せて…その後、何か詳しい解説があるのかと思いきや特になし…。それじゃぁ、やっぱり発達障害児の担任はたいへんだぁ(=やりたくない)と思わせただけじゃないのでしょうか?

せっかく、講演の発言の中に、「発達障害に対応した特別支援教育を拡充することで、通常学級の他のお子さん(メインストリームとは言わなかったけど、そういう意味?)にもメリットがある」とおっしゃったんですよ。そのあたりのことをもっと説明していただいて、受講されている先生方に理解を求め、これからの教育委員会としてのリーダーシップの取り方・施策に反映させてもらいたいと言って欲しかったですねぇ(少しはありましたけど、それも“さわり”だけで十分とは思えませんでした)。

私が今までにお聞きした講演会(セロリ心強い感動挫折禁止 など)の講師の先生方のお話の方が、よっぽど説得力があったと思います。それはやはりこの先生方には、十分な知識と実践、技術があるからだと思いました。

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