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2008年3月 7日 (金)

ケース会(2)-挨拶

ケース会の時に、私がしゃべった最後の挨拶です。

本日は、皆様お忙しいのに、私たちの息子・TO君のために、こんなに多くの先生方、行政、支援関係者の方々にお集まりいただいて、こういったケース会議を開いていただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。

メモを見なければ話せないわけではないのですが…、
ソラで話し始めますと、気持ちの方が高ぶって、きちんとご挨拶ができなくなるかもしれませんので、できるだけメモを読んで泣かないようにしたいと思います。

「泣いてしまう…」というのは、TO君が可愛いからというのと、そんな可愛いTO君に「発達障害」があるという現実を考えてしまうから…というのもあります。「障害受容」…なんて親には到底できるものではないと感じています。
しかし、それと…、まだ障害があるとわからなかった時、私の子育て等に対する勉強不足で、「こんな子、昔、自分が小さい時にもクラスにいたよ」とか「口で言ってわからないなら、痛みや威圧で教えるしかない」と思い込んでいた時、虐待まではいかないにしても、TO君の手や足、頭を叩いていた。それでいろんなことを教えようとしていた…それが「自傷行為」につながっていたのだと、私の子育てに対する考え方は全て間違いだったということへの後悔の念から来るものでもあります。

今、思うことは、本当に「無知」というものは恐ろしいということです。この障害について「知ること」「理解」することの大切さを痛感しているところです。

引っ越し前のところで、保育所を卒園後、幼稚園・年中への入園当初くらいまでは、TO君の姿=パニックやこだわり、不安を見て、本当にこれからどうなってしまうのだろうと、夫婦で途方にくれ、毎日が暗い闇、どん底のような日々だったように思います。
幸い、今回はお呼びしていませんが「ことばの教室」のH先生や、発達支援センターの方々、某病院の心理士のW先生を通じて、サポートセンターのHコーディネーター、そしてHコーディネーターを通じて、特別支援教育コーディネーターのY先生。引っ越してきたのは、自分の職場への通勤関係もあったのですが、教育委員会のHさんと、いろんな方に支援と理解をしていただいて、私たち夫婦も、そしてTO君も、いろんな方々にサポートしてもらい、今日までこれたのだと感じています。「支援の和」というか、「連携」がいかに大切かということも、とても感じているところです。

この4月から、小学校の先生方にお世話になるわけですが、私たち夫婦としては、それは学校というところは勉強するところでもあるわけですから、「読み・書き・計算」というのは、今後、TO君が成長し、社会で生きていくため、自らの権利擁護のため、重要なことだと思っていますので、どうか、先生方は勉強を教えるプロでしょうから、よろしくお願いをしたいと思っております。
それにもまして思うことは、私たちは、TO君をまっとうな社会人にしたい、そうしなければならないし、私たち夫婦にはその責任があると思っています。
TO君がこれからどのように成長し、学力もどのくらい身につけられるかわかりませんが、おそらく、TO君は「発達障害」という傍目には、パッと見にはわからない、理解されない障害を持ちながら、「普通の人」として、「健常者(定型)」の中で同等に社会生活を送らなければならなくなるのだと思います。
その時に…、というか、これから、小学校の時から、そのためのスキル(ソーシャルスキル、ライフスキル)を身につけさせてやりたいと考えておりますので、小学校の先生方には、なにとぞご理解と、「適切な」サポート・ご協力をお願いしたいと思っています。

TO君は、いずれ近いうちに、自ら、自分の特性=障害と向き合う時が来るのだと思います。
学校生活を送るうちは、学校の先生やお友達と接する時間が長く、それで完結する事柄が多いかもしれませんが、卒業後や就労等に向けて、自らの特性を理解し、苦手なことを自らサポートできたり、感情を自らコントロールできたりするスキル(術=すべ)を養わせてやりたいし、自ら抱える問題を自ら相談できる相手=機関も整えてやりたいと考えています。
そのためにも、これからも様々な支援者の方々、学校の先生方にお世話になりたいと思っておりますので、どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。

最後に、双子の兄・KO君のことも忘れてはいけません。
KO君は健常(定型)で生まれてきたこと自体、幸せなことですが…、そうしてはいけないと思いつつ、どうしてもTO君のことの支援に時間を割く必要もあり、「我慢をさせてしまっている」ところがあると思います。
小学校でも、TO君の関係で、お友達と何かあったりするかもしれません。KO君は少しおとなしく、控えめなところがあります。気にとめていただけると助かりますし、TO君のこともKO君のことも、どんな小さいことでも構いませんので、家庭に情報をフィードバックしていただくことをお願いしたいと思います。

お願いばかりで、たいへん恐縮なのですが、どうか先生方、皆様方のご理解をお願いいたします。
本日は、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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コメント

はじめまして。さりぃさんところから来ました。
ケース会、素敵ですね。大成功で良かったです。
うちの長男も同じ歳で就学をひかえています。
通常学級にいくのですがこのブログを読んで
正直、不安になりました。学年が進むにつれやっていけるのか?と。
今、新担任に提出する資料を作ってるところですが
参考にさせていただく部分がありました。
ありがとうございます!また来ますね。

投稿: まめまま | 2008年3月 9日 (日) 23時25分

> まめまま 様

はじめまして、コメントありがとうございました。
さりぃさんのところから、いらっしゃいませです。
「足あと」残されてた方ですよね。私も時々ブログ拝見させてもらってます。

> このブログを読んで正直、不安になりました。
いや~結局、子供の状態や様々な環境、親の能力&性格等複合的な要素がありますから、うちの場合、その当たりを勘定してやはり情緒からの出発が最善ではないかという判断をしたということです。

私も正直に言えば、うちのTO君を通常学級で安心して(多少は不安はあっても)預けられる小学校の教育体制であれば…と思います。でも、現状…違うんですよねぇ、多分…。
障害があろうがなかろうが、そのようなことを気にせず、当たり前のように通常学級で皆が学校生活を送る…それが理想だとは思うのですが…。

また是非のぞきに来てください。今後ともよろしくお願いします。

投稿: たけpon | 2008年3月 9日 (日) 23時58分

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