« お小遣い制 | トップページ | 「同じタイプだよねぇ」 »

2008年6月25日 (水)

特別支援級の使い方

TO君は、朝の登校時だけ不安で不安で仕方ないようですが、それを乗り切れば、あとは交流学級でお友達と楽しく過ごしています。
朝の不安がウソのように、絶好調!で、みんなの前でおもしろいことしたり、踊ったり(?)…
私達夫婦のどちらの遺伝子を受け継いだのか?(私も妻も、こんなふざけたDNAは決して持ち合わせていないのですが…) かなりひょうきんでおもしろい奴なのです。

…だったら、特別支援級はいらなかったんじゃないの?

いえいえ、やっぱりいりました。

妻によると、最初はそうでもなかったものの、授業が進むにつれ、学校から帰宅したTO君は疲れ切っている様子で、ランドセルを置くと、廊下の床に寝そべり、うねうね、うねうねと、まるでアスファルトの上でミミズが這いつくばっているようだったとか…。容易に想像できます。
宿題をさせようにも、KO君はさっさと済ませてしまう(…けど、ケアレスミス有り)のに対して、TO君はとても時間がかかっていたようなのです。

妻も「そろそろかな?」と思っていた頃、支援級の担任からも同様の連絡がありました。

「国語と算数だけでも、特別支援級で個別指導をした方がよいのではないでしょうか…。」

そのお言葉…待ってました。お願いします。
どうも、交流学級での授業が、他のお子さんの話し声や机、椅子の音が気になって、集中できないようだったのです。
そして、TO君も、「あ~、うるさい!」と連呼していたようなのです。

おそらく、普通のお子様なら何のことはない、気にならないような声や音が、TO君にとっては、とても騒がしいもののように聞こえてしまうのでしょう(聴覚過敏)。そして、全ての雑音が大事な先生の話と同時に聞こえてくるのでしょうね。

例えば、電車の中で隣の友人と会話する時、普通の人なら、電車の音やその他の雑音は、もちろん聞こえるのだけど、ただの雑音だから聞かなくて良い音として、おそらく脳の中で処理しているのだと思います。そして、隣の友人との会話のみを選択し集中して聞くように処理しているのだと思います。

TO君にとっては、そのような芸当は無理な話なのでしょうね。はぁ、生き辛そう…。たいへんだ~。


しかし、支援級の担任からの(特別支援級に行こうという)声掛けに、TO君の返事は「イヤ!」
まぁ、最初はだいたい「イヤ!」って答えるんだけど…。

そこで、自宅で、以前、KO君とTO君に主治医の前で『タイプの違い』について話した時に使った紙芝居風のものを持ち出し、

「TO君には、“大きいクラス=交流学級”と、“小さいクラス=支援級”ができたよね。そこを行ったり来たりするって話してたよね。そこで落ち着いて勉強することができるようになるよ。」などと説明をしました。
すると、TO君は素直に支援級での個別指導のことを納得してくれました。また、「支援級で受けるなら、どの教科がいい?」と尋ねると、「こくご」と言いましたし、「算数も行こうか?」と勧めると、「うん、いいよ」と素直に言ってくれました。

支援級で国語、算数を個別対応してもらうようになってからは、自宅にもどってからのTO君の表情が、それまでと全く異なったということです。
それで、妻が「気のせいか、あなた調子がいいんじゃないの?」と聞くと、
TO君は、「気のせいじゃないよ。そう、交流学級はうるさかった」と答えたということです。

ただでさえ理解力が劣るTO君にとって、教室のささいな雑音等により、更に落ち着かなくなり、それが集中力、理解力を妨げるものとなってしまうのだと思います。

「他のお子さんで、TO君よりも、字の書けない子、わかっていない子がいます。」…と聞きます。そういったお子さんにも対応する必要はあるかとは思いますが、普通のお子さんなら、月日とともに年齢とともに理解力が増し、どんどん成長していきます。

TO君も1年生だから…、まだ小さいから…大丈夫……でしょうか?
これから“自然に”成長していくでしょうか?

それは、いくつかのことは成長していける部分もあるかとは思います。
でも、うちにはKO君がいます。親の欲目たっぷりに見ても、決して出来がすばらしく良いとは思えません。それでも…、比較してはいけないかもしれませんが、でも、やっぱり、そのKO君とTO君を比較して、成長するスピード、理解力の差、理解の仕方に違いがあるのは明らかなのです。

KO君は、一つ教えれば、あとは教えてなくても勝手に“応用していく力”を持っています。
でも、TO君は違います。教えられたことにしかわかりません。いや、違う。10教えて、やっと1つくらいを理解するかどうかなのです。でも、それを根気強く、続けていかなければならないのです。

1年生の今だからこそ、きちんと理解する力をつけてもらって、これから学年をあげていってもらいたいのです。

|

« お小遣い制 | トップページ | 「同じタイプだよねぇ」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« お小遣い制 | トップページ | 「同じタイプだよねぇ」 »